メダカの底床におすすめの赤玉土とは?鹿沼土と似てるけど違いは?
メダカかわいいですよね。我が家にも最近メダカがやってきて、ずっと眺めていても飽きません。
メダカをプラケースや水槽のなかでスイスイ泳がせているのも良いんですが、やはり底床(水槽に敷く砂や土のこと)は敷いた方がいいですよね。
昭和生まれの私からしたら「水槽の底床といえば当然『大磯砂』だろ」!となるわけです。
安いし、扱いやすいし。それに、むかし金魚を買ってた時の大磯砂が残っているし、使いまわしたいですよね!
南国砂(大磯砂) 中目(1.5分) 10kg←大磯砂って?という人への参考リンク
でも、最近ではおすすめされる底床に「ソイル」という土が台頭しているようです。
台頭どころか主流になってきています。
「ソイル=soil(土)」ですね。そのソイルでも色々あって、メダカ飼育でおすすめされているのが「赤玉土(あかだまつち)」です。
何も考えずに赤玉土を買ってきて床底に敷けばいい話ですが、なぜか赤玉土のことが気になったのでホームセンターまで行って調べてみました。
まずは、前提として底床の役割についておさらいしておきます。
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水槽の底床の砂やソイルはなぜ必要なのか?役割について
床底は見栄えに大きく関わっています。
床底に砂やソイルを引くことによって、自然な川を演出することができます。
また、水草を植えようとするときにも、砂やソイルは必要ですよね。
見栄えに関する役割も大きいですが、もっと重要な役割があります。
それはバクテリアの温床としての役割です。
バクテリアと聞くと、あまり良いイメージはないかもしれませんが、メダカを始めとして水で生きる生物にとってバクテリアは無くてはならない存在なのです。
バクテリアには水を浄化したり、水質を安定させたりする役割があります。
そのバクテリアを水槽に住まわせるために床底を用意する、というわけです。
赤玉土とはどんな土?
赤玉土を買いにペットショップへ行ったけど売ってなかった〜、という人も多いのでは?
もともと赤玉土は園芸用の土で園芸店やホームセンターの園芸コーナーで扱っています。
値段はとても安くて、偵察へ行ったホームセンター(カインズホーム)では、14リットルの大きな袋で298円くらいでした。
近所の百均のダイソーやセリアでも赤玉土が売っていました。
赤玉土は小さな粒や大きな粒になっている土ですが、何の土なのか気になりますよね。
褐色色をした粘土質の火山灰のことを赤土(あかつち)といい、関東ローム層で採掘しています。
それをふるいに掛けて玉として残ったのが赤玉土というわけです。
赤玉土は大きさで選別されて、カインズホームでは小・中・大と3種類の大きさに選別されて売られていました。
(上の画像では左側から小粒・中粒・大粒の並びです)
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なぜメダカの床底には赤玉土がいいのか
メダカにとっての底床に赤玉土を敷くことのメリットです。
- 肥料が入っていないので安全
- 土が弱酸性なので、弱酸性の水を好むメダカにぴったり
- 多孔質な土で細かな穴がたくさんあるので、バクテリアが繁殖しやすい
- もともと園芸用の土なので水草を植えるのにも良い
値段が安くて手に入りやすいのもいいですよね。
ただ、デメリットとしては、赤玉土の玉が崩れてしまうと粘土になってしまうので、交換する必要があります。
半永久的に使える「大磯砂」と比べると、手間がかかってしまう点はデメリットといえますね。
赤玉土を買いに行くと、横に置いてあることが多い「鹿沼土」。違いはある?
売り場では赤玉土の傍に陳列されていることの多い「鹿沼土(かぬまつち)」。
色は赤玉土よりも白っぽいけれど色を除けば違いはなく赤玉土とそっくりです。
もしかして、この鹿沼土も床底に使えるのでは?と考えますよね!
お店で陳列されているものを見ても、赤玉土は少し潰れている玉が多いのに比べて、鹿沼土は硬そうなので長く使えそうだしいいですよね。
しかし、結論から言うと特別な理由がなければ鹿沼土はやめたほうが良さそうです。
鹿沼土も赤玉土と同じく関東ローム層で採取できるのですが、赤玉土とは違い鹿沼土は軽石なので、水の中では浮きやすくて扱いにくいです。
また、酸性度は赤玉土よりも強いです。
メダカは弱酸性から弱アルカリ性まで比較的広範囲のpHに対応するたくましい魚とはいえ、最適なpHとは言えなさそうですね。
まとめ
今回取り上げた赤玉土や大磯砂以外にも、ペットショップにはかなり多くの砂やソイルが並んでいますよね。
メダカの生活環境を作る上で最も重要な存在である床底については、「安いから」とか「綺麗だから」という理由だけではなく、しっかり特性を理解して使いたいですね。
メダカにはいつまでも元気に泳いでもらいたいですからね!
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