JRの途中下車と切符の有効期限について知らないと損をするかも!?
JRでの途中下車制度や乗車切符の有効期限について正しく知っている人はあまりいないんじゃないでしょうか?
最近はICカード乗車券の普及で見る機会は減ったものの、紙の切符には「発売当日限り有効」や「下車前途無効」という文字が入っていますよね。
それで何となく有効期間は当日だけで、途中下車はできない、というのが当然だと思っていませんでしたか。
実はある条件をクリアすると途中下車はできるし、切符の有効期限も最大で6日まで延長されるんです。
知っているのと知っていないのでは大違い!
特に鉄道での旅行が好きな人は知らないと絶対に損をするJRでの途中下車制度と切符の有効期限についてまとめてみました!
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JRで途中下車ができる条件とは?
ちょっとした移動でJRを使うとき、切符には「下車前途無効」という文字が印刷されていますね。
これはちょっと分かりにくい表現ですけど、途中下車はできませんという意味です。
では、この「下車前途無効」が表示されないのはどのような条件でしょうか。
出発駅と到着駅の営業キロが101キロメートルを超えた場合に途中下車ができるようになります。
参考までに新大阪から米原までの営業キロが106キロ、東京から熱海までが104キロですね。
ということは、
新大阪から出発して、途中の茨木、高槻、京都などで自由に途中下車ができるんです。
そして東京を出発して、途中の横浜や茅ヶ崎、小田原などでも途中下車ができ・・・ないのです。
前者は途中下車ができて、後者は途中下車ができない。
そこには、途中下車のもう一つの条件があるのです。
それは、大都市近郊区間内のみの切符の場合は途中下車ができないのです。
大都市近郊区間というのは、ざっくり言うと大都市の周辺の駅です。
JRの指定する大都市というのは、東京・大阪・福岡・新潟・仙台の5都市です。
新潟より名古屋では・・・と個人的に思うのですが、まぁJR的にいろいろあるのでしょう。
先ほどの東京から熱海、というと東京駅はもちろんですが、熱海駅も東京の近郊区間に含まれるんです。
近郊というにはちょっと強引のような気がしますけどね!これもJR的にいろいろあるのでしょう。
あと、重要なことは特急券や急行券は途中下車すると無効になるので、区間毎に購入しなければいけません。
途中下車が使えるのは乗車券のみです。
また、当然ですが来た路線を後戻りすることもできません。
東京・大阪・福岡・新潟・仙台の近郊区間は下の通りです(出典:www.jreast.co.jp)
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切符の有効期限は最大6日間まで伸びる!条件は?
せっかく途中下車ができても、切符が発売日当日限りの1日間だけだとゆっくりと途中下車の旅ができませんよね。
有効期限が伸びると、途中下車をして宿泊して、また同じ切符で再び旅を続けることができます。
毎日切符を買わずに済むならお得ですよね。
それでは、切符の有効期限についてどのような条件があるのでしょうか。
- 営業キロが101キロメートルから200キロメートルまで・・・2日
- 営業キロが201キロメートルから400キロメートルまで・・・3日
- 営業キロが401キロメートルから600キロメートルまで・・・4日
- 営業キロが601キロメートルから800キロメートルまで・・・5日
- 営業キロが801キロメートルから1000キロメートルまで・・・6日
以降、1001キロメートル以上は200キロメートル毎に1日増えます。
計算式は
乗車キロメートル÷200キロメートル+1日=有効期間(小数点以下切り上げ)
となります。
まとめ
最後に重要なことですが、途中下車や切符の有効期限はSuicaやICOCAなどのICカード乗車券だと適用されません。
途中下車を活用して電車旅をしたい人は必ず券売機やみどりの窓口で紙の乗車券を購入することを忘れないでください!
そして、途中下車する駅では駅員さんに途中下車のスタンプを押してもらってくださいね!
鉄道の途中下車制度を知ることで、また旅行の選択肢が増えますね!
この途中下車制度を使ったお得な電車旅もあるので、機会があれば紹介したいと思います!
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