小田急の振替輸送のアレコレ。ICカードや定期券はどうなる?払い戻しは?

小田急電鉄
電車に乗っていると、ダイヤの乱れに出くわすというのは結構ありますよね。

車両トラブルや急患の発生、人身事故や沿線での火災などその原因は様々ですが、電車の中やホームで運転再開を待つのはなかなか辛いものです。「あ〜もう少し家を早く出ていればよかったー」とか「○○線を使えばよかったー」など後悔しまくります。

とはいえ、5分や10分ほどで出発してくれたらまだありがたくて、ときには「運転再開の見込みが立っていません」とか車内アナウンスされて、そんなときには絶望的になりますよね。そしてそんな時によくあるのが他の鉄道会社やバスへの振替輸送ですよね。

「ただいま○○線への振替輸送を実施しています」なんてアナウンスありますよね。小田急電鉄の振替輸送は目安として運行の復旧まで15分以上かかりそうだと振替輸送を行うようです。

ただ、振替輸送という言葉はよく聞くけれど、振替輸送の知識ってあんまり無くないですか?車内放送でも詳しく教えてくれないし「振替輸送を実施しています〜」のアナウンスだけじゃ何をどうしていいのかわからないですよね。

しかも、実は鉄道会社によって振替輸送のやり方は様々なのです。

ICカードってどうやって振替輸送できるの?とか定期券の場合はどうなるの?とか他にもいろいろな疑問があると思うので、今回は小田急電鉄の振替輸送にポイントをあててまとめたいと思います。

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基本的な小田急電鉄の振替輸送のやり方

小田急線のB駅で振替輸送をしている他の鉄道b駅に乗り換える時はどうすればいいのでしょうか。

小田急線B駅の係員から振替乗車票を受け取ります。

他線b駅の改札にて振替乗車票と乗車券を呈示して、改札に入ります。

振替輸送区間終了のc駅の改札出口にて振替乗車票と乗車券を渡します。

振替輸送を行う他線の自動改札は通れないので、有人の改札を通らないとダメです。

これが一番シンプルな方法ですね。説明しておいてアレですが、下の図がよくわかると思います。

小田急電鉄振替輸送

出典:https://www.odakyu.jp

ただ、この場合はどうなるの?ということって色々と結構ありますよね。よくあるケース毎に解説しますね!

ICカードやモバイルSuicaで入場したけど振替輸送はどうやってするの?

最近はSuicaやPASMOといったICカードやを使う人が多いですよね。そして、スマホを使ったモバイルSuicaも使う人がだいぶ増えてきていますよね。そんなICカードやモバイルSuicaでの振替輸送の方法は気になるところですね。

なんとSuicaやPASMOといったICカードやモバイルSuicaで入場した場合は振替輸送の対象にならないのです。ですので、振替輸送区間に乗る時は普通に料金が発生してしまいます。

これは、何だか残念な感じですよね。これだけICカードやモバイルSuicaによる乗車が普及しているのにどうにかならないのでしょうか。せめて、乗り換えで発生する初乗り料金くらいは負担してほしい・・、と思うのは僕だけじゃないはずです。

なお、ICカードやモバイルSuicaの定期券については通常の乗車券同様に有人改札で呈示することによって振替輸送の対象になりますよ。ただ、この場合は間違って自動改札を通ってしまうと料金が発生してしまうので気をつけましょう!

振替輸送区間とは違う経路や手段を使いたい!

小田急電鉄から振替輸送区間は「A鉄道のB駅からC駅まで」と指定されるのですが、バスでD駅まで行ってここからE鉄道に乗ったほうが早いとか、タクシーでE鉄道のG駅まで行ってそこから電車で行ったほうが早いとかありますよね。そんな時、費用は負担してもらえるのでしょうか。

振替輸送対象外の交通機関の利用については小田急電鉄は一切費用負担してくれません。あくまでも小田急電鉄が指定した振替輸送の区間のみで移動できます。それ以外は自己負担ですね。

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乗車料金を払い戻しはしてもらえるの?

乗車駅に戻って別の鉄道に乗るから払い戻して欲しい!という時もありますよね。

そういう場合は、乗車駅に戻ることによって払い戻してもらえます。小田原駅から乗ったけれど、途中で不通になってしまったのでもう一度小田原駅に戻り、払い戻してもらってからJR湘南新宿ラインに乗車するという感じですね。

なお、定期券の場合は払い戻しはありません。気持ち的には「小田急のトラブルで他の鉄道に乗るんだからその料金をよこせよっ!」って思うけれど、まぁ仕方がないですよね。

小田急電鉄の振替輸送マップ

小田急電鉄の振替輸送がひと目でわかる地図を掲載しておきます。

小田急電鉄振替輸送マップ

出典:https://www.odakyu.jp/

まとめ

小田急電鉄の振替輸送についてまとめてみました。

まとめてみると振替輸送の対象となるのは

  • 定期券(磁気・ICカード・モバイルSuica)
  • 切符
  • 回数券

のみということになりますね。

振替輸送については鉄道会社によってそれぞれ違いますが、やはりICカードの対応については全社ともに何とかしてもらいたいですよね。

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