国際アンデルセン賞ってなに?過去の日本人受賞者と子供に読ませたい代表作
国際アンデルセン賞って時々名前聞きますよね。
アンデルセンといえば誰もが一度は聞いたことがあると思います。パン屋さん。ではなく、公園。でもなく、デンマーク人の童話作家「ハンス・クリスチャン・アンデルセン」ですよね。
そのハンス・クリスチャン・アンデルセンの名前にちなんで作られた賞が「国際アンデルセン賞」なのです。
では、国際アンデルセン賞とは一体どんな賞なのでしょうか?
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国際アンデルセン賞ってどんな賞?
国際アンデルセン賞は「児童文学への永続的な寄与」に対する表彰として贈られる国際的な賞で1956年に始まりました。とても歴史のある賞で、「小さなノーベル賞」とも呼ばれているんですよ。
国際アンデルセン賞には「作家賞」と「画家賞」の2つの部門があって、最近の日本人の受賞は、2018年に作家賞を受賞した角野栄子さんです。
これまでに受賞した日本人は作家賞では1994年の「まど・みちお」さん、2014年の「上橋菜穂子」さん、2018年の「角野栄子」さんで、画家賞では1980年の「赤羽末吉」さん、1984年の「安野光雅」さんの合計5名ですね。
国際アンデルセン賞は毎年表彰があるのではなく2年に1度の偶数年にしか表彰がないのですが、その中で5人もの日本人が受賞しているなんてとても素晴らしいですよね。
ただ、僕はその5人の方の名前を見ても、「知ってる!」とか「聞いたことがある!」という人はいなかったです。文学にはものすごく疎いので・・。
ただ僕は文学に疎くても、国際アンデルセン賞を受賞した作品をせめて子供に聞かせたり読ませたりしてあげたいなぁ、なんて思ったので5人の方について調べてみました。
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【作家賞受賞】まど・みちおさん
日本人で初めて作家賞を受賞したのが、まど・みちおさんで、1994年に受賞しました。
まど・みちおさん、独特なお名前ですよね。1909年に生まれて、2014年に亡くなられているそうで、亡くなった年齢が104歳!!日本人の寿命ものびて、今では100歳を超える人も多いと聞きますが、やはり100歳まで生きられるということはすごいなぁと思います。
まど・みちおさんの代表作は
- やぎさんゆうびん
- ぞうさん
- ふしぎなポケット
- 一年生になったら
といった超がつくほど有名な誰もが知っている童謡です。どれも日本人にとっても馴染みのある童謡ですよね。
絵本の代表作の一つは、皇后美智子様が英訳をされたという、
- 『どうぶつたち』(英訳:『The Animals』)
です。
【作家賞受賞】上橋菜穂子さん
上橋菜穂子さんは2014年に作家賞を受賞しました。1962年生まれの小説家さんですね。
代表作は
- 守り人シリーズ
- 獣の奏者シリーズ
どちらもファンタジー作品で、勝手なイメージですが「アンデルセン」という言葉から受ける印象とは少し違いますね。
子供に読ませるだけでなく、僕自身も読んでみたい作品です。
【作家賞受賞】角野栄子さん
2018年に作家賞を受賞したのが、角野栄子さんです。1935年生まれの絵本作家さんです。白髪が素敵なキュートな女性です。
角野栄子さんの代表作は、
- 『魔女の宅急便』
です。
え、魔女の宅急便ってジブリの??って思いましたよね。僕も思いました。
ジブリの魔女の宅急便の原作が角野栄子さんの魔女の宅急便なんだそうです。アニメの魔女の宅急便は子供も僕も好きなので、原作はとても気になりますね。
【画家賞受賞】赤羽末吉さん
日本人で初めて画家賞を受賞したのは赤羽末吉さんで、1980年に受賞しました。赤羽末吉さんは1910年に生まれて、1990年に亡くなられています。
さまざまな絵本の挿絵を描かれている方だそうで、代表作は
- ももたろう
- スーホの白い馬
- こぶじいさま
有名な昔話の絵本をかなり制作されているようですが、「スーホの白い馬」という作品は知らないので、読んでみたいし、子供にも読んであげたいですね。
【画家賞受賞】安野光雅さん
安野光雅さんは1984年に画家賞を受賞した画家であり絵本作家さんです。1926年生まれの、今現在で92歳ですね。
代表作は
- 『ふしぎなえ』
です。見ているだけで不思議な感覚になる絵本ですね。子供に見せて反応を見てみたいですね。
まとめ
絵本って図書館で見ても大量にありますよね。大人の感覚だとどれがいいのかよくわからなくなりますよね。
おもしろそうと思って子供に渡すとつまらなさそうにしたり、逆につまらなさそうなのを子供が気に入ったり。
日本人作家の作品だけでなく、海外の作家の作品も日本語で出版されているので、この国際アンデルセン賞を受賞している作家の作品などをとりあえず読ませてみるのがいいかもしれませんね。
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