0570へ携帯電話でかけると通話料金が高額に!かけ放題も適用外!
最近よく見かけますね、0570から始まる電話番号。
市外局番と思いきや、そんな市外局番はなくて、実はナビダイヤルというNTTコミュニケーションズのサービスなんです。
NTTコミュニケーションズだったら安心だねっ!って思います?
もしかして電話代が安くなる魔法の数字かな?とか思ったりします?
いやいや、実は私たち利用者にとってはとんでもないサービスなのです。
スポンサードリンク
0570[ナビダイヤル]の仕組み
0570のサービスの概要を簡単に説明します。
大きな企業ともなると、日本中の各地にサポートセンターや受付センターを配置しますよね。
例えば
受付センターは各地にご用意しています。
札幌:011-☓☓☓☓-☓☓☓☓
仙台:022-☓☓☓☓-☓☓☓☓
東京:03-☓☓☓☓-☓☓☓☓
名古屋:052-☓☓☓☓-☓☓☓☓
大阪:06-☓☓☓☓-☓☓☓☓
福岡:092-☓☓☓☓-☓☓☓☓
那覇:098-☓☓☓☓-☓☓☓☓
なんて、よくありますよね。
自分のいる場所から近くの場所の電話番号を選んでかけるというスタイルですね。
ナビダイヤルのサービスはというと、
[0570-☓☓☓☓☓☓]へ掛けると、自動で近くの受付センターへ転送して繋いでくれるというサービスなのです。
企業にとっては受付番号がひとつになるし、このサービスは便利ですよね。
それぞれの受付センターの電話番号を表面上出さずに、0570-XXXXXXだけをユーザーに教えておけばいいですからね。
ユーザーにとっては、自動で近くの受付センターへ繋いでくれるのでメリットといえばメリットなのでしょうか?
こんな小さなメリットを超える大きすぎるデメリットがあるのですけどね。
スポンサードリンク
聞いてもいないのに通話料金の説明を始めるなんて怪しい・・・
0570へ発信すると、まず女性の声で
「ナビダイヤルでお繋ぎします」という音声が流れます。
これが高額請求への始まりです。
その後、通話料の説明が始まります。
固定電話で0570へ掛けた場合は、
「この通話は180秒ごとに、およそ8.5円の通話料金でご利用いただけます」
のように、通常の市内電話や市外電話と同じくらいの料金が掛かります。
距離や時間帯によっても変わります。
これはいいと思います。
問題は携帯電話やPHSからかけたときです。
平日昼間は20秒10円、夜間・休日は22.5秒で10円、深夜・早朝でも25秒10円かかります。
平日昼間だと1分30円です。
これも通話料金が高いとは思うけれど、携帯電話なので仕方ないです。
じゃあ、0570ナビダイヤルの何が問題なのか?
それは、携帯電話のかけ放題が適用されないということです。
しかも、通話冒頭の料金説明時に、かけ放題が適用されないということも伝えられないということです。
サポートセンターでは、なかなか繋がりにくいということもよくあります。
待ち時間もずっと20秒10円通話料金がかかっています。
10分で300円、20分で600円です。かけ放題プランでも関係ありません。
「かけ放題だし〜」とゆっくりしていたら、500円、1000円とガンガン通話料金がアップしていきます。
しかも、最初の「ナビダイヤルでお繋ぎします」の音声が流れている時から通話料金がかかっています。
通話料金の説明を聞くだけで通話料金がかかります。
「ナビダイヤルでおつなぎ・・・」と音声が流れて「うわっ!」と慌てて切っても、通話料金かかってますよ。
ナビダイヤルを使いたくない人に!
これだけユーザーにとって、デメリットの多いナビダイヤルですが、あの有名なチケット会社の予約センターや、あの有名な運送会社の再配達依頼センターなど、利用企業は増えてきているようです。
かけ放題プランなので、どうしてもナビダイヤルに掛けたくない!という人は、企業ホームページに「IP電話などナビダイヤルを利用できない方はこちら」と固定電話番号を掲載しているところもあるので、そちらに掛けるのがいいでしょう。
受付センターの固定電話番号を掲載していない場合、その企業の代表電話番号にかけて、サポートセンターの固定電話番号を聞く人もいるそうですよ(苦笑)
まとめ
最近になって携帯会社の、5分だけかけ放題や、ずっとかけ放題などの「かけ放題プラン」が普及してきましたね。
「かけ放題なのに通話料金の請求が来た!」というクレームも間違いなく増えることでしょう。
ナビダイヤルの通話料が下がるのか、携帯会社がかけ放題を0570ナビダイヤルも対象にするのか、ナビダイヤルが廃れていくのか、、、今後の0570ナビダイヤルの行方、良いように向かって欲しいですね。
スポンサードリンク