事故有係数の適用期間とは?自動車保険料に影響があるの?
自動車保険に出てくる用語って本当にややこしいですよね!
少しでも節約したいっ!と思って自動車保険の見直しサイトで情報を入力していても知らない言葉だらけです。
途中で「ああぁぁ〜!!」って嫌になってやめたくなります。
そんな言葉聞いたこと無いぞっ!と思いググッてみると、その保険会社だけでしか使っていない用語だったりして、もうチンプンカンプンです。
そんなチンプンカンプンな中、2013年にかなり重要な用語が登場しました。
それが、「事故有係数の適用期間」です。
かなり重要な用語です。
「事故有係数の適用期間」という用語はノンフリート等級制度の登場により出てきた用語なんです。
言葉を見ただけだと「はぁ?」ですよね。
でも、自動車保険料に大きな影響を与える重要な項目なので、わかりやすくまとめてみました。
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事故有係数とは?そして事故無係数とは?
そもそもこの事故有係数や事故無係数という用語は、ノンフリート等級制度で用いられる用語なんです。
ノンフリート等級制度って?知らん言葉が次々出てきますね。
ノンフリート制度とは、最近事故した人は保険料の割引率を下げます(=保険料の値上げします)という制度です。
次の図は等級による割引率の違いです。
等級 | 割引/割増率 | |
---|---|---|
事故無係数 | 事故有係数 | |
1等級 | +64% | |
2等級 | +28% | |
3等級 | +12% | |
4等級 | -2% | |
5等級 | -13% | |
6等級 | -19% | |
7等級 | -30% | -20% |
8等級 | -40% | -21% |
9等級 | -43% | -22% |
10等級 | -45% | -23% |
11等級 | -47% | -25% |
12等級 | -48% | -27% |
13等級 | -49% | -29% |
14等級 | -50% | -31% |
15等級 | -51% | -33% |
16等級 | -52% | -36% |
17等級 | -53% | -38% |
18等級 | -54% | -40% |
19等級 | -55% | -42% |
20等級 | -63% | -44% |
前から車に乗っている人だったらわかると思いますが、2013年以前は自動車保険料の割引率は等級のみによって決まっていましたよね。
自動車保険に加入したばかりの時は6等級からスタート。
その後、無事故の場合は1年で1つ等級が上がり、事故をして保険を使った場合は等級が下がるという仕組みでわかりやすかったですよね。
しかし今では等級も使っているけれど、そのほかにも「事故有係数」と「事故無係数」を使うようになりました。
これは何を表しているのかを簡単にいうと、
- 事故有係数・・・ここ数年で事故をしました。
- 事故無係数・・・ここ数年で事故をしていません。
ということです。
上の表を見てみると、ここ数年で事故をしましたという事故有係数の割引率は事故をしていない事故無係数に比べて割引率がかなり低くなっています。
6等級の人が無事故で7等級になった場合と、10等級の人が3等級ダウンの事故を起こし、7等級になった場合では、同じ7等級でも無事故の人の方が保険料の割引率は高いんです。
- 6等級の人が無事故で7等級にランクアップ→割引率30%
- 10等級の人が3等級ダウンの事故で7等級にランクダウン→割引率20%
「この人は事故しました!」というレッテルを貼られたらしばらく保険料の割引率は下がってしまいます。
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いつまで事故したレッテル貼られているの?それが適用期間
一度事故をしてしまったら、ずっと事故有係数の割引率が適用されるのかというともちろんそうではありません。
あと、何年事故をしたレッテルが貼られるのか、事故有係数の割引率が適用されるのか、というのがわかるのが「適用期間」です。
3等級ランクダウンの事故を起こした場合、翌年に適用期間は「3」となります。
何も問題を起こさなければ1つ減り、翌年は適用期間は「2」、その翌年は「1」となります。
そして適用期間「0」、つまり事故無係数の適用となります。
(時々、適用期間0年という表記がありますが、それは事故無係数と同じ意味です。)
3年の間、事故有係数が適用されるということですね。
事故有係数の適用期間がまだ残っている時に更に等級ランクダウンの事故を起こした場合は、適用期間は足し算されます。
適用期間「3」の時に3等級ランクダウン事故を起こした場合は、翌年は1をマイナスした「2」+新たな事故分「3」=「5」となります。
ほとんどの人が関係ないと思いますが、適用期間の最大は「6」までです。
それ以上は足し算されないです。
まとめ
ノンフリート等級制度とか事故有係数の適用期間という文字をパッと見ると、「また難しい専門的な言葉使いやがって!」って思ってしまいますよね。
保険料見積もりサイトで初めて見つけた時は「はぁ??」となったのは、私だけじゃないはず!
でも、自動車保険のわからない言葉ってそれぞれの自動車保険のホームページでもしっかり説明してたりするんですよね。
生命保険や医療保険など他の保険全般にも言えますが、自動車保険について無知だと本当に無駄にお金を払ってしまいがちですよね。
しっかり勉強して損をしないように、していこうと改めて思いました。
みなさんも気をつけましょうね!
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