ブタクサアレルギーの時期はいつ?そもそも豚草って何?
日本人と切って離せないのが「花粉症」ですよね。日本人の25%くらいの人が何らかの花粉アレルギーを患っていると言われています。個人的な感覚だと最近は花粉アレルギーを持っている人が増えているような気がします。
初対面の人と「話題が無いなぁ」って言う場合に天気の話は定番ですが、花粉の時期にはとりあえず花粉や花粉症についての話をすればいい、なんてこともコミュニケーションの先生がテレビで言っていました。確かに、マスクをしている人には「あれ?花粉症ですか?」って聞いちゃいますよね。花粉症で意気投合してもうれしくないですけどね。
花粉症といえば春時期の「スギ花粉」の知名度が圧倒的ですが、秋時期の「ブタクサ花粉」に悩んでいる人も多いです。僕もブタクサアレルギーを持つ一人です。
ただ、春のスギやヒノキといったアレルギーはあらかじめ心づもりをして対策などをしているのですが、秋の花粉というのは忘れがちで、気がつけばアレルギー症状が出始めているというのが毎年恒例です。
アレルギー対策をしっかりとするためにも秋時期の花粉代表である「ブタクサ」について知っておきたいと思います。
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そもそもブタクサって何?アレルギーの時期は?
スギ花粉といえば、どんなものか想像つきますよね。よくニュースなどでスギ花粉が飛んでいる(人が手でスギの枝を揺らして花粉を飛ばしている)映像が流れますよね。あれは見てるだけでムズムズとアレルギーが発症しそうになります。でも、ブタクサってどんなものなのか頭で想像できていますか?ブタクサって名前はインパクトがありますよね。漢字で書くと「豚草」で、さらにインパクトありますよね。でも、実物がどんなものか知らないっていう人は多いんじゃないでしょうか。
ブタクサはスギとは違って草です。キク科ブタクサ属の一年草で、北アメリカ原産の外来種です。迷惑な草が日本に入ってきたものですね。あの美しい菊とは大違いです。キクを名乗らないで欲しいくらいです。
そんなブタクサですが、沖縄から北海道まで日本中色々なところに生えています。道端であったり、公園であったり、河川敷であったり色々な場所に生えています。ブタクサアレルギーに悩んでいる人の家のまわりや庭にも普通に生えているかもしれません。ただ、北海道ではブタクサはあまり分布していないようで、ブタクサアレルギーはほとんどないようです。
ブタクサの高さはだいたい1メートルくらいで、開花時期は7月〜10月頃です。アレルギーの時期としては開花後しばらくしてからの8月から10月頃で、ピークとしては全国的に9月頃になります。
また、オオブタクサというブタクサの大型のものもあります。高さは大きなものでは3メートルほどになります。このオオブタクサもブタクサアレルギーの原因になるので、要注意です。オオブタクサの方がアレルゲンとしての威力が大きそうなイメージがありますが、実際に花粉の量はオオブタクサの方が多いようです。
数十キロも飛散して縦横無尽に降り注ぐスギ花粉とは違って、ブタクサの花粉は数メートルから数十メートルほどと飛距離が極めて短いのでブタクサの近くにいかなければ、アレルギー症状は出にくいので、ブタクサの姿を目に焼き付けて、ブタクサの近くに行かないようにしましょう。
スギ花粉はどこに居ても飛んでいますが、ブタクサは近寄らなければ良い。それを知るだけで少しは気分が楽になりますよね。
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ブタクサアレルギーの症状には喘息も
ブタクサ花粉の特徴として、スギ花粉よりも花粉の粒子が小さいということが挙げられます。そのため、スギ花粉だと鼻や喉の粘膜に付着するものが、ブタクサ花粉は小さいので気管まで入り込んでしまうことがあります。
そのため、アレルギー症状としてくしゃみや鼻水・目のかゆみといった代表的な花粉症の症状だけでなく、喘息の症状が起こってしまうのです。
咳を伴ったりするので、症状だけでみると「風邪」と判断されやすいのがブタクサアレルギーの症状です。
まとめ
ブタクサについて色々とまとめてみました。ブタクサアレルギーの症状は8月から10月頃が時期で、ピークは9月頃になります。
ブタクサアレルギーを持つ人は日本国内だけでなく、欧米でも年々増えているそうです。困ったものですね。
希望の党が公約として「花粉症ゼロ」の施策を打ち出していましたが、スギ花粉やヒノキ花粉のゼロはさすがにスギの木やヒノキを無くすのは難しいので、まずは無くなっても困る人が居なさそうなブタクサの花粉ゼロあたりから初めてもらいたいですね。
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