ETC2.0対応車載器を付けると圏央道が割引!でも必要性、メリットはあるの?
ETC2.0聞いたことありますか。
僕は毎日車に乗るものの、あまり高速道路に乗らないからか、「ETC2.0対応のETC車載器を利用すると、圏央道の利用料が2割引になる」というニュースを見て、ん?ETC2.0ってなに?と思って調べてみました。
なるほど、去年2015年からすでにETC2.0っていう言葉があったんですね、全く知らなかった・・・。
そしてかなり調べた結果、ETC2.0ってあまり普及しないんじゃないかな〜という答えになりました。
まず、そもそもETC2.0とは一体何なのか?今のETCとは一体何が違うのかをわかりやすく説明したいと思います。
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現行のETCとETC2.0は一体何が違うの?
ETC車載器は道路上や高速道路の出入り口にあるETCデータの受送信機の近くに行くと、無線のデータをやりとりすることができます。
それはETC2.0になっても機能としては同じです。
何が違うのかというと、通信スピードです。
現状のETCは1Mbps(1秒間に1メガバイト)なのが、ETC2.0は4Mbps(1秒間に4メガバイト)になり、実にデータのやりとりは4倍早くなるとのこと。
データ通信が早くなるということは、より大きなデータをやり取りできるようになるということですよね。
今は高速道路の料金の計算くらいしかETCは使っていませんでした。
しかし、ETC2.0では大きなデータをやりとりできるようになった、ということでETC送受信機から渋滞情報や災害情報などを送信して、よりドライバーにとって便利にしようというのがETC2.0なのです。
どんなデータを受信できるの?本当に役立つデータなの?
大きく分けて3つの情報を受信できます。
- 安全運転支援情報
- 渋滞回避支援情報
- 災害時支援情報
安全運転支援情報は、今走っている道路の合流地点情報や出口情報などを、タイムリーに教えてくれます。ほかにも落下物があったり、急カーブをお知らせしてくれたりするそうです。
渋滞回避支援情報は、渋滞情報を知らせてくれるというものです。ETCとETC2.0の違いは、より広範囲の渋滞情報をリアルタイムに扱えるようになったので、より的確な迂回情報を教えてくれるそうです。
災害時支援情報は、地震などの災害が発生したときは「地震が発生したので、ハザードランプをつけてゆっくり停止してください」のような指示がでるそうです。
情報の提供以外には、コインパーキングやドライブスルーの決済ができたり、渋滞回避のために高速を一旦降りた場合でも、降りずに利用したものとしてくれたり、ETC出口のバーを無くしたりできるそうです。
他にも細々したサービスは色々あると思いますが、これがETC2.0なのです!!
ETCは料金の支払いだけのものだったのが、ETC2.0では情報提供など色々と活用できますよ!ってことですね。
個人的には、今のETC車載器でこのサービスが使えるなら多少は便利になったね、というくらいだと思います。
あえて、ETC2.0車載器を買ってまで使いたいサービスでしょうか、得たい情報でしょうか。
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ETC2.0車載器っていくらするの?他にはいらないの?
ETCはすっかり普及した感じがあるので、かなり安いですね。
それに比べてETC2.0は普及はまだまだといった感じなのでかなり高価ですね。
現行ETCの3〜4倍ほどの金額です。
しかも、これだけではありません!
ETC2.0で受け取った情報を表示するために、カーナビもETC2.0対応にしなくてはいけません!!
ETC2.0のサービスを使うにはどれだけお金をつぎ込まなければいけないんでしょうか。
圏央道が割引されても、なかなか元は取れなさそうですね。
これではなかなか普及はしなさそうです。新車を買うタイミングでカーナビをとETC車載器をETC2.0対応のものにするくらいで、なかなかショップで買うというのはないような気がしますね。
まとめ
新しい技術やサービスがでると通常ワクワクするのですが、このETC2.0はなぜかワクワクしないんですよね。ワクワクするかしないかって結構重要だったりするんですよね。
それはこのETC2.0は技術的に目新しい技術は特になく、まだスマホをうまく活用した方がこのETC2.0よりも便利なシステムが作れるような気がするんです。Androidナビなんてワクワクしますよね!
圏央道を割引すると行ったところで、高速道路の割引なんて所詮水もので、すぐに撤回されたり(高速道路1000円とか・・)、通行料金自体をどーんと値上げしたりします。
ETC2.0は徐々には普及してくると思いますが、まだ車を買い替えるタイミングで無ければETC2.0は様子見かな、という感じでしょうか。
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