梅毒かも、症状がなくてもまず検査。費用が無料のところも。
梅毒の感染者数が都市部を中心にものすごい勢いで増加しているそうです。
3月までの梅毒感染数は796人で、昨年同期の397人からおよそ倍増です。
梅毒って名前は聞くけど、あまりよくわからないって人多いと思います。
まして梅毒なんて自分は関係ない、と思っている人がほとんどだと思います。
感染数は796人と少ないように感じますが、「あれ?」このブツブツは何だろう・・・、と思いながらも恥ずかしいから、と病院へ行かずに様子を見ている人も大勢いると思います。
しかし、梅毒は早期発見と早期治療が最重要です。もしかして、と思ったらまずは検査をするべきです!
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梅毒の初期症状はこんな症状
梅毒は梅毒トレポネーマという細菌に感染して起こる病気です。
梅毒トレポネーマに感染しても、すぐ症状がでないことも多く、また自覚症状も無いことが多いです。
梅毒トレポネーマに感染してから3週間ほどしてから、ようやく性器や口の中などに硬くなった赤いしこりができます。
また、太もも付け根のリンパ節に腫れがでることもあります。
初期症状といっても、症状が出る頃には梅毒トレポネーマに感染してからすでに数週間経過している、というのが怖いところです。
この初期症状が過ぎて2〜3ヶ月経過すると、梅毒トレポネーマが血中に入り込み、体中に行き渡ってしまい、全身にブツブツができます。その後、数年をかけて全身をジワジワと冒していき、臓器や神経、脳や顔面などにも障害が出てきてしまい、最悪死に至るケースもあります。
梅毒は本当に怖い病気なのです。
もしかして梅毒かも、可能性を感じたらまずは検査
梅毒にかかるケースで圧倒的に多いのは風俗です。風俗で働く人も性病検査はしていますが、性病検査をしていない人もいるようで、そこから梅毒が広がっています。
もちろん感染リスクがあるのは客側だけでなく、風俗で働く人も不特定多数の人と性交渉をするわけなので、リスクはあります。
避妊具(コンドーム)をつけていても、対策にはなりますが、完璧ではありません。コンドームに覆われていないところからでも感染はします。
自分は風俗に行っていないという人も、自分の彼氏や彼女といったパートナーが、実は風俗や浮気で梅毒トレポネーマに感染していて、そこから感染するという経路も十分に考えられます。
だから、初期症状が起こっていて心配になっている人はもちろん、自分が風俗に行ってしまった、パートナーが風俗に行ったり浮気をしていたなど、梅毒が少しでも心配だという人は検査を受けることを強くおすすめします。
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梅毒検査は無料で受けることもできます
梅毒検査は病院で受けることができます。女性なら婦人科、男性なら泌尿器科へ行けば大丈夫です。
あまり知られていませんが、梅毒検査は各市町村の保健所で無料で、しかも匿名で検査を受けることができます。
自治体によっては条件などが変わってくると思いますが、無料のHIVの検査を受けることで一緒に梅毒検査や同じ性病であるクラミジア検査をしてくれるところがほとんどのようです。
病院や保健所はどうしても医師や保健師の面談を受ける必要があります。初期症状が出ていて梅毒が強く疑われる場合は病院や保健所で面談を受けながら梅毒検査をして貰った方がいいです。
しかし、症状が出ていなくてちょっと心配なだけ。あまり人に知られたくない、面談とか受けたくないという人は自宅で気軽にできる検査キットも充実して、検査キットといっても簡易的なものではなく、検査精度も高いです。
まとめ
梅毒はしばらくしたら症状が落ち着いて、「あ〜治った、よかった!」と自分で判断してしまうのが怖いそうです。
症状が落ち着いても梅毒トレポネーマは体の中に潜伏して発症するタイミングを伺っているのです。
性に関する病気なので周りに相談しにくい病気であるがゆえ、重症化してしまうこともあるので、もしかしてと思ったらまずは検査するのが大事ですね。
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